マインドフルネス・セラピー ぬくもり

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2020.07.04
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人間関係の悩み(その2)

1 人間関係には二つの側面があります。

 

⑴ 頭で理解する関係

用事を頼む、出来事を伝える、見聞したことの説明などをする時、

具体的に、誰にでもわかるよう私情を込めずに客観的に伝える。

 

⑵ 心と心の共感関係

自分の気持ちを語りたい時、気持ちを汲み取ってもらいたい時、温もりを

感じ合いたい時、目には見えないけれど互いの気持ちを感じ合いたい時

 

イ  頭の理解  ←——●——→   頭の理解  コミュニケーションできる

 

ロ  心の共感  ←——●——→   心の共感  コミニュケーションできる

 

ハ  心の共感  ←——✖︎—→  頭の理解  コミュニケーション不能

 

この2つの違いについて

 

⑴頭の理解

合理的、視覚的、表面的、二者択一的(●か✖か)、下記のような言動の

特徴がある。

 

  • 常識や一般的理論が基準
  • 固定概念が強い
  • 言動を表面的に理解する。額面通りの対応をする
  • 人の顔色を気にする。
  • 人に合わせようとする
  • 前向き思考、向上思考をする。
  • 正義や大義が前面に出て、相手を追い詰める。
  • 相手をコントロールしようとする。
  • 相手の落ち度を見つけて、責めていく。
  • 自分が不利だと思うと下手に出る。
  • 根底に人への信頼がない。
  • 根底に我慢がある
  • 相手を尊重して待つことができない
  • 人間関係は常に上下関係にある。  etc

 

⑵心の共感

内面的、他の人や世間の一般的な価値観ではなく自分の感覚が基準。

目に見えない世界を身体感覚で感じ取っていく。下記のような言動の特徴

がある。

 

  • 否定的な感覚を排除しないで受け入れていく。
  • 本来の自分の感覚を大切にし、自分を大切にしている。余分なこだわりがなく、さっぱりしている。
  • 相手の話をじっくり聞くことができる。
  • 相手を信頼して、ゆったり待つことができる。
  • 自分のペースで仕事ができる。感じていることと、言動の表現の違いがわかっている。
  • 人間の存在と行為の違いが、身体感覚として感じられている。
  • 目の前の事象を的確に、余分な気持ちを入れないで把握することができる。
  • 老若男女すべての人間を存在として捉え、対等な関係性を、共に作り出すことができる。
  • 直感力がある。自由な発想力がある。斬新。
  • 喜怒哀楽が、きちんと感じられている。
  • 我慢ではなく、どんな状況でも逃げない忍耐力が養われている。
  • 心身に余分な力が入っていない。
  • 温もりがある

 

Ⅲ豊かな人間関係を育んでいくには

まずは、ネガティブな状況に遭遇した時の自分のパターンに気づいていきましょう。それには自分一人では無理です。共感力のある人に寄り添ってもらい、無意識とつながっていくワークを体験していきましょう。

 

共感力は存在力です。自分の存在への信頼を実感することです。

存在力を養っていくワークを体験していくことで、内面は成長していきます。

 

いくら、良い本や講演を聞いて知識を積み上げても、それは砂上の楼閣のようなものです。内面とつながっていないものは、いざという時には脆く崩れ去ってしまいます。

 

地道に自分の内面と向き合い、体験を通しての気づきを紡いでいきましょう。そして初めて本当の共感力、存在力が自分のものになっていくのです。

 

存在力は体験的に学んでいくしかないのです。

 

共感力が育っていくと、人間関係が改善されていきます。

自分を犠牲にしたり、偽ったり傷つけたりせず、本来の自分でいるだけで、より良い関係性が築かれていきます。

 

セラピスト 福田京子

 

 

 

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