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簡単なようで難しいこと

生きることの大前提は「自分の思い通りにはならない」ということなのに・・・
このことをすっかり忘れてしまって・・・
日々の生活の中で・・・何となく気が滅入って・・・面白くないな・・・という感情が湧いてくる・・・
自分がこうしたい・・・と、思った時、すっとそれが出来ない・・・そうなっていない・・・ただそれだけなのに・・・
悔しがったり・・・がっかりしたり・・・相手に悪意があるのでは・・・と懐疑的になったり・・・全てを他人のせいにして済ませようとしています。
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我が家も、不都合なことは相手のせいにして・・・日々悩みの種を蒔いているのです。
夫とは長年一緒に暮らしているのだから・・・分かってくれていて当然・・・と、勝手に思い込んでいるだけで・・・実はお互いの心のコミュニケーションが取れていないのです・・・
そこで、娘と同居するのを機会に・・・家族でとことん話し合ってみようと思ったのです。
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ところが・・・いざ話し出してみると言い争いになって話し合いにならない・・・対話が成立しないのです・・・
私は夫に『結論じゃなく、お互いの気持ちを話そう・・・』と何度も持ちかけるのですが・・・夫は私の気持ちには全く興味がない様子・・・
この人・・・私の気持ちに興味がない人なの?・・・と、絶望したあげく・・・
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それでも諦めずに数日後・・・まずは夫の話を、とことん聞いてみようと決意しました・・・
どんなに・・・まだるっこしい・・・と言う気持ちが浮上しても・・・諦めない・・・さえぎらない・・・否定しないで・・・とにかく最後まで聴こう・・・
相手の目を見ながら、よく聴く・・・内容がズレていようと受容して、ひたすら聴こう・・・
正直・・・最初は我慢大会かと思うくらいの苦しさがありました・・・『そうじゃなくて・・・』と、言いたくなる衝動をグッとこらえて・・・ひたすら聴き続ける・・・
すると不思議なことに・・・一連の苦しさの中から我が身が観えてきたのです。
なんて気持ちのわからない人だとか・・・察しが悪いとか・・・相手の粗探しをしている自分の姿・・・
話を最後まで聴いていないばかりか・・・自分の気持ちも・・・丁寧に説明したり、伝えることを疎かにしている自分の実態・・・
こう言う状態では・・・長く共に暮らしていても・・・一番身近な人の気持ちなど分かるはずが無い・・・
それどころか、自分と同じ気持ちのはずだ・・・と勘違いして物事を混同している場合もある・・・家族は、関係が近すぎて、往々にして心の境界線が曖昧になっている・・・
なんと・・・相手にばかり気を取られていて・・・自分の姿が全く観えていなかったのです・・・
そういう事だったのかと・・・ずっしりと腑に落ちました。
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自分の思う通りにしよう・・・と、固執しなければ・・・全ての物事はスムーズに動いていくのです・・・
相手のことを指図しようとしないから・・・お互いの気持ちが伸び伸びとしていられ・・・すこぶる快適なのです・・・
自分の思い通りにしようは・・・相手の存在を軽んじている行為・・・相手への思いやりが無いのだから・・・トラブルの元になって当然・・・
思い通りにならないことで不機嫌になるのは・・・自分が思い通りしようとしていることに・・・起因しているのだから・・・ここにフォーカスして・・・自分の身勝手さに気づく・・・
ただ気づくだけで対話のフィールドができ・・・相手の話をちゃんと聴くことができるようになる・・・ということが良く身に染みて分かったのでした。
きちんと話しを聞いてもらうと・・・人は自然に相手の話をよく聴くようになるものです。
これって、簡単そうで意外と難しく・・・難しそうで意外に簡単なことです。
家族間での対話が・・・軽やかに続くようになると・・・家の空気が優しくなり・・・家が健やかな憩いの場所へと変わっていきます。
もしよかったら・・・試してみてください。
セラピスト 福田京子
