マインドフルネス・セラピー ぬくもり

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2025.02.04
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家族とじっくり話す

 

今の私の楽しいことは、次女と「心の話」をすることです。

 

身近にいるのだから、特別話さなくてもお互いに分かり合えていると思っているのは「思い込み」であって、話し合ってみて初めて気づくことがたくさんあります。

 

『えーっ・・・』『知らなかったよ・・・』から始まって『お母さんの良かれの気持ちは、私にとっては迷惑』『もちろん全部がそういうわけではないけど・・・変に力が入っていることほどそうだね・・・』などなど。

 

そういえば彼女は子供の頃『お母さんは私が嫌だということばっかりするんだから・・・』と言って怒っていました。

 

当時の私は、彼女のこの言葉の意味がさっぱりわからず、ずっと疑問でした。数十年後、手塚郁恵先生に出会って心のことを学び、私の良かれは私の価値観であって、子供とは関係ないとわかりました。

 

今、彼女と話していると固定概念の下にある新品の私を発見することができるので、そのフレッシュな感覚が私の好奇心を刺激しています。

 

子育て中の私は日常生活において、学校で学んできたこと、自分の体験から得た知識をもとに、合理的に暮らすことを最優先にしていました。これらは日々の身過ぎ世過ぎの生活テクニックとしては適切なのですが、人間が人間らしく生きるにはこの合理性だけでは不十分だということです。

 

その当時を振り返ってみると、実母を亡くし孤立無援の状態で、旧家の嫁という窮屈な環境の中で必死な思いの私は、とにかく心の余裕がなかった・・・

自己保身と日々の生活に気を取られていて、子供の立場に立って何にも感じていなかった・・・そのことを恥を忍んで素直に認めようと思いました。

 

子供は生活の雑多な煩わしさが無いから物事を本質で捉え、感じることができるのでしょう。敏感な次女は親のそういう余裕のなさを不自然な姿として捉えていたのです。

 

生きることは、生活のテクニックだけではありません。目には見えないけれど、非合理的なものの中に魂に響く大切なものがある。本当の美しさがある・・・内面のクオリティという大切なものをおろそかにしてはいけない・・・と彼女は感じ取っていたのです。

 

私が今、心のことを仕事にできているのには、次女からのこういう大切なメッセージが土台となっているのです。

 

マインドフルネスになって、対等な関係でワークをし、じっくり相手の話に耳を傾け感じたことをシェアすることが、お互いの心を成長させていると実感しております。

 

 

 

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