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思い込み 辛い思いの謎が解けた
これはAさんの体験談です。
Aさんは、違和感が出てくる度に電話セッションをして、自分と向き合って来ました。
『真剣に家探しをしているのに、いざとなると決心がつかない。これにはきっと訳があると思う』
マインドフルネスになっていたら、『家のことだけじゃない。どんなことでも、自分の態度を決められない。はっきり自分の意思表示をしないで、全て曖昧にして、ぼやかしている。』
(そうなる根っこの部分を感じていると、母親とのことが浮かんできた)
『あっ』『母に怒られている時の感じだ。自分の気持ちを出したら怖いことが起こると思っている。母に気に入られなければダメだと思っている』
『自分の好きなことをしてはいけない』『いつも友達の真似をしていた』『自分が居ない』
『生きているのに、これじゃ死んでいるのと同じだ』
『自分は何にもできないダメな人間だと思っている』
『自分で決めるのが怖い!』
『自分で好きなようにできない』
『とにかく怖いから、逃げている』
(ネガティブな言葉がどんどん出てくる。どうしようもない気持ちを、
否定をしないで、その怖さと共に居続ける)
(長い沈黙)
『体があったかい・・・』
『ダメなことを言ったら、絶対に受け入れられないと思っていた!』
『言っても大丈夫だって、、、こんなに安心できたのは初めてだ!』
『ああ〜〜体が楽になった〜』
『自分で決めてもいいんだ!なんだか嬉しくなってきた!』
『あっ!』『自分で決めてはいけないって、自分で決めたんだ!』
『母のせいでも誰のせいでもない。こう決めたのは自分なんだ。』
『もう、自分で好きなものを選んで、決めていいんだ!!うわ〜!』
『今までは、家族ともギスギスして、家探しがストレスだった。』
『これからは、家族と楽しみながら家を探していきたい!』
コメント
Aさんは今まで、人に合わせて生きるのは嫌だとセッションを重ねてきました。今回、母親との関係が一段と鮮明に観えて来たと同時に、自分の気持ちがハッキリと感じられて来ました。そして、母の価値観の押し付けも事実ではあるが、自分で決めてはいけないと決断したのは、自分自身だった!自分の選択だったと、気づいたのです。そして即座にこの思い込みを撤回し、嬉しそうに声を弾ませました。
今回もまた、人知を超えた人間の潜在力に、驚かされました。
セラピスト 福田京子