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2020.06.06
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事実を事実として観る

 

テレビを通して誰かが『日本において新型コロナの押さえ込みが成功したのは、人の目を気にする文化があるからだ』『この日本人の国民性は誇りに思っていい』と語っておられ、違和感を覚えました。

 

人の目を気にする。ということは、世間に気に使うということで、これは日本人の良いところと言うのは、あまりに表面的すぎます。人の目が気になる、その下にある気持ちってなんだ?

 

人から嫌なことを言われたくない。攻撃されたくない。恥をかきたくないなどなど、自分の保身ではないか。または、人からいい人と思ってもらいたい。認めてもらいたい。褒めてもらいたい。人より優位に立ちたいと言う我欲であり、これを満たそうとすればするほど深みにはまってしまう。

 

つまり、内面が満たされていないところから、沸き起こってくる飽くなき欲望だ。こちらの方向に行ってしまったら、世間体を繕うために一生汲々としなければならない。これが日本人の誇りだなんてとんでもない。

 

日本人は本来、物事を表面だけで見ないで、目には見えない内面性を大事にすることができた。自分の深い気持ちを汲み取ろうとしてきたし、実際に、汲み取ることができていた。

 

この深い気持ちは、世間体や他人の顔色を気にしているのではない。物事を余分な気持ちを載せないで、ありのまま、素のままで見ることだ。事実を事実として見るなら、どこに問題があるのか、どうすればいいのかが感じられ、具体的な方法が見えてくる。

 

人の目を気にしていたら、事実を事実として観ることができない。しかし、私たち日本人には物事を深く感じ取る感性があるのだから、意識を外に向けるのではなく、自分の内面に向けていく。そうすれば何をどうしていけばいいのか、自ずからわかってくる。

今、私たちにとって必要なことはこれだと思う。

 

セラピスト 福田 京子

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