マインドフルネス・セラピー ぬくもり

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2019.11.01
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時々、つまらなくなることありませんか?

私は、気持ちが乗らなくなったり、元気がなくなることが、時々あります。

 

そういう時には『どうしたの?』と、自分に声をかけます。

 

すると、待ってましたとばかりに、なんとも言えない情けない感じが出てきます。

 

ここは正直、自分でも見たくない、触れたくない部分です。

 

この部分は、人から批判されたり、否定されたり、バカにされてきた部分だからです。自分の弱点と思っている部分だからです。

 

ここはまた、親からも、学校教育からも、世間からも、生きて行くには弱点になる所だから、無くすようにと指摘されてきた部分でもあります。

 

しかし、いくら努力しても、次々と弱いところは限りなく出てきます。そればかりか、どうやっても無くならない、変われないところも沢山あります。

 

ここをダメだとレッテルを貼ってしまったら、自分があまりに不憫すぎます。

 

そこで今回は、下記のようなことを深い呼吸をしながら、お腹に問いかけていきました。

 

『生きることは、弱点を無くしていかなければならないの?』『生きることは他者に勝利して、生き残ることなの?』と。

 

すると、お腹の底の方から『生きることは共に生きることだよ』と、穏やかに声がしてきました。

 

『そうだ!』『共に生きることだネ!』

 

『いくら努力しても、弱さを払拭しきれないということは、弱さは無くしてはならない大事なものだ!』

 

『弱さを認め合うには、勇気がいるネ!』『勇気がないと、自分も他者も認めることができないよ!』

 

『そうだったんだ!』『勇気を養い育てるために、紀元前の大昔から人々は、いろんな場面で競い合う場を作り出して、勇気を奮い立たせてきたわけだ!』『勇者は、相手を倒す人ではなく、勝っても負けても、自分の心を開いて人と繋がって行く勇気を持っている人のことなんだ!』『そうだよ!』

 

『だけど現代は、勇気を養い育てるための闘いが、いつの間にか、手段ではなく、目的になってしまい、勝敗という結果ばかりにこだわり、形骸化してしまっている。その結果、いつの間にか勇気を育てるどころか、勇気を挫く方向になってしまっている』『実感!』

 

自分のお腹に意識を集め、感覚と対話をして行くと、背筋が自然に伸びて、さらに感覚は、翼をはばたかせて大きく広がって行きました。

 

そして、人間の弱さは、弱さを無くすために在るではない。互いにを尊重する関係の中で、弱さを丁寧に補完しあうために在るのだと思えてきました。そればかりか、いくら無くそうと努力しても、絶対になくならないということは、無くしてはならない大事なものだと確信を持って、自信を持ってそう思えるようになりました。

 

そして今を生きている、ということは、弱さを認め合い、弱さを大切にして、共に補い合い、協力し合って、共に生きていくことなのだと、しみじみと腑に落ちてきました。

 

元気がなくなる時、それは、自分を粗末にしていることに、素直に気づく貴重な時間です。

 

無意識で自分にダメ出しをしていては、大切な人に優しくなれません。自然にも、地球にも優しくなれません。

 

自分にダメ出ししないために、自分の弱い部分を、人から否定されてきた部分を、笑いものにされた部分を、優しく抱きしめ感じ切っていこうと思っています。

 

福田京子

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