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引越し
2月の半ばに、思いがけず引越しをしました。
その時の状況判断、気持ちの向け方、素早さに、まだまだ自分の中に柔軟性や弾力性があることが実感できて、嬉しく思いました。
家族3人が協力しあって、ことを進めて行くことの快感!
実は、今までの我が家では、一人一人が好きな方向を向いて勝手に活動していることが自由だと思っていました。が、最近、これは快適ではないと感じ始めていたのです。
せっかく一緒に暮らしているのに、これでは相手の気持ちがわからなくて、ちぐはぐで、不都合が起きるたびに、相手のせいにして解決しようとしてしまう・・・
相手のせいにするのも、されるのも両方嫌だな・・・
すこぶる居心地が悪い・・・
これでは、安らぎがない・・・
縁あってこうして家族となり、苦楽を共にしているのに、このことが、どんなに稀なことなのか、貴重なことなのか忘れ去っている・・・
この出会いは、当たり前のことではない。きっと、大切なことに気づいていないだけで、深い意味があるのだと思うのです。
子供からしたら、もっと素敵で上品な親が良かったと思うかもしれないけれど、何はともあれ、長年このメンバーで暮らしているのです。
まずは、この事実に改めて意識を向けてみようと思ったのです。
“今ここ”に焦点を当てて感じていたら、何かと不器用で鈍臭いいところがいっぱいある自分たち一人一人が、健気で、限りなく可愛く思えてきました。
いつもハズレくじを引いているようなところがあり、それでも、くじけずに、また立ち上がりコツコツと一からやっている・・・そういうところが、なんとも愛おしいく素敵なところだと思えてきたのです。
『なんていい家族なんだろう・・・』
今までは、そういう可愛いい自分たちのすがたに意識が向かないで、お互いの駄目なところばかりに目を向け『全く・・・しょうがない』と不平の気持ちを持ち合っていた気がします。ありのままの自分のことを、お互いに認めきれずにいたのです。
『せっかく縁あって共に生活しているのに、これでは楽しくない!』と全員が気づき、それを解消していこうという気持ちになったというわけです。
まずは、自分の意見を言い、相手の話にも耳を傾ける。小さなことでも、気づいたことを話し合おう。買い物も相談してから買おう・・・と。
コミニュケーションの初歩を、改めて確認しあい、お気に入りの新しい環境での生活をスタートさせました。
つい昔の癖が出て、ギクシャクもしますが、家族3人が、そうしたいと思って挑戦しているところが、なんて素敵なんだろう〜〜〜と思えています。
一番大事なことに気づかせてもらえて、今回の引っ越しは、ありがたがったです。