マインドフルネス・セラピー ぬくもり

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2023.09.02
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本能にしたがって

 

今年の夏の甲子園の決勝戦。仙台育英高校対慶応高校の熱い試合では、テレビの前で『ワー!』『それいけー!』『すごいすごい!!』と体中の血が一斉に沸き立つような熱い想いで、ウオーウオーと声を張り上げて応援しました。

 

つい最近のことなので、皆さんの記憶にも新しいことと思います。

 

この面白さを家族と共有しようと携帯を手にしたら、ネット上で慶応高校の応援の声が大きすぎたとか、相手チームへのリスペクトが足りない云々と、今までの楽しさにバシャーッと水を掛けるような書き込みがされていることにびっくりしました。

 

『なんてこった!・・・・』

 

『そりゃあそうだったかもしれないけど、こういう興奮状態の時に、なんで大真面目になって、正論なんか言っているんだろう???・・・』

 

一旦スイッチが入ったら、理性や知性の留め金を全部取っ払ってとことん大馬鹿になる・・・わっしょい!わっしょい!と夢中になって御輿を担いでいるような・・・ねぶた祭りの山車の前で、飛び跳ねて踊りまくっているような・・・頭のコントロール機能をオフにして本能全開になって、楽しむ。とことん快感に浸りきる。勢い余ってはみ出す。それがまた面白いところではないのか?

 

この快感、悦びは頭で緻密に考えていること以上の、無限大の可能性を生み出す「いのち」の躍動そのもの。

 

こういう体全体が振動するような湧き上がる悦びは、まさに宇宙のパワーと共鳴する絶好のチャンスなのだと思う。

 

日常生活では、理性で動物的な本能は抑えていますが、いつも抑えたままでは人間の生きる力である「いのち」が活性化されません。

 

祭りのエネルギーで野生の「いのち」に新しい風を送ることは、人間が健全に生きる上で、必要不可欠なこと。古代から連綿と受け継がれているものだと思います。

 

あの試合は本能が見事に刺激され、野生の血が沸き立つ、またとない瞬間だったのだと思います。テレビ観戦でも十分面白かったのですから、球場にいたら何十倍も興奮したことでしょう。

 

現代人は生まれた時から、あれはダメこれはダメ・・・世間的な善かれが良いことで、そこから逸脱したらダメ、という教育が骨身にまで浸透しています。だから、いつも他人の目や評価が気になって何となく縮こまって生活しているような気がします。

 

こんな窮屈な中に我が身を無理やり押し込めていたら、「いのち」が萎縮して心身が脆弱になってしまいます。

 

勝負となると勝ち敗がついてくるので、余分な感情が乗っかってきますが、大事なことは勝ち負けではなく、勝っても負けても丸ごと、あの興奮や緊張をみんなで共有していることがすごく面白かったのではないでしょうか。

 

勝敗のこだわりを超えて、一球一球に歓声をあげ、野生の血を湧き立たせる・・・これこそ、日々の生活で溜まった肩のチリを払い落とす絶好の機会だったのではないでしょうか・・・

 

久しぶりに、大馬鹿になりきれて楽しかったです。

 

ありがとう!

 

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