マインドフルネス・セラピー ぬくもり

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2021.07.22
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意味があることをしなければいけない?

 

ある方とのセッション記録です。

 

『あ〜、やることがたくさんあるのに、だらだらしてしまう〜』『やる気が出ない〜』『焦りが出てくる〜〜』

 

こういう焦りの下ほうには、どんな気持ちがあるのだろう?・・・マインドフルネスになって感じることにした。

 

『常に目的に向かって、頑張っていることがいいことだと思っている。』

 

『意味のあることをしなければいけないって思っている』

 

『将来につながることをしなければって思っている』

 

『なんだかこれって・・・自由がないな・・・』

 

『あっ、思い出したことがある・・・』

 

『子供の頃、マンガは良くないと母から禁止されていた』『漫画でも、歴史とかの勉強になっているものなら買ってもらえたが、単に面白いだけのものは、禁止されていた』

 

『これって、自由じゃない。』『操作されている感じがして気持ち悪い!』

『すごくやだ・・・・』

 

『単に楽しいだけが、悪いことだなんて変だ!』

 

『単に楽しいことがしたい・・・』

 

『あれっ?・・・楽しいことだけしていていいの?って言われている気もする』

 

〜〜〜〜両方ある感じを、そのまま感じてみる〜〜〜

 

『両方あってもいい気がする。』『意味があることだけなんて息が詰まって嫌だ!』

『一方方向に押し込められている感じがして窮屈!』『反対のこともしたい・・・』

 

 

・・・・・   ・・・・・   ・・・・・

 

私たちは、当たり前のように物事を善と悪に分け、良いことだけをすれば、物事は良くなると、単純に考えているけれど、本当にそうでしょうか?

 

悪を排除すれば、全てが良くなるなんて、本当にそう思っているでしょうか?

 

漫然とそんな気がしているけれど、そんな薄っぺらい合理性に騙されていていいのでしょうか?

 

呼吸を整えて、じっくり感じて見てください。

 

 

・・・・・   ・・・・・   ・・・・・

 

 

『どっちがいいとか悪いではなくて、両方があるから、物事がはっきり見える気がする』『両方があるから、今、自分はどうしたいのかがはっきりわかる気がする』

 

『一方向だけだと、自分で選ぶ自由や楽しみが奪われてしまう』『単に、思いっきり楽しんだっていいじゃない・・・・』『せっかく生まれてきたんだから、選ばせてよ!』

『迷ったり、困ったり、無駄なことや失敗もいっぱいさせてよ』

 

『思い切り楽しんだからといって、今までのことがダメになることはない・・・』

 

『自分で窮屈にしていた。一方向だけでなく反対のことをやって、心地よい揺れを取り戻していこう。そう思えたら、少し楽になってきた・・・』『面白くなってきた!』

 

 

コメント

「いのちの要求」ってすごいですね。どんなにいいことだって、それだけやっていれば、偏ってしまいます。物事は、偏ってしまうことの方が、不具合を起こすのは物の道理です。頭だけを使って合理的に生きようとしても、体を持っている人間は、合理性だけでは生きられない。有意義だとか、無駄だとか、分けて考える必要はない。体は自然に、偏りを修正しようとして、無意識に働いてくれている。そういう自然な働きを、素直に受け入れていけばいいのだと実感したワークでした。

 

セラピスト 福田京子

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