患者様の声
2020.10.03
患者様の声
「人間の行為と存在は違う」という自分との対話
私は物質的に恵まれた環境で育ちました。外側から見たら何不自由ないのですが、子供の頃から私の心の内は、誰にも分かってもらえない悲しさでいっぱいでした。
長いこと自分なんて価値がない人間だと思っていましたが、セラピーを受けて、本当はそうじゃない、人より何かが出来るとか出来ないとかではない、人間はみんなお互いに補い合うことや、人間を存在として尊重しあうことができるのだと、素直に思えてきました。社会に適応できているかいないかだけで、人間の価値が決まるのではない。私には、目には見えないけれど、大事なものがたくさんあると思えてきたら、気持ちが落ち着いてきました。
それを言葉にすると「人間の存在と行為は違う」ということなのですね。こういう大事なことがちゃんとわかってきたら、自分は自分でいいのだと、思えるようになりました。元気が出てきました。