マインドフルネス・セラピー ぬくもり

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2019.06.14
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マインドフルネスになる 

 夫から、耳を疑いたくなるような、侮辱的な言葉を浴びせられ、つい頭にきて激しい夫婦喧嘩になってしまった。ということから個人セッションが始まりました。

 マインドフルネスになって無意識とつながっていくうちに、Aさんの心の奥から、次々と言葉が出てきました。

 『ああ・・・相手の言葉に乗って感情が先走ってしまった。』『口答えをしているうち、つい興奮して、思っても居ないことまで口走って居た。』

『私はこんな馬鹿げたことしたいんじゃない。』『あまりのバカバカしさに笑いが出てきた。』

 『夫は自分の言動が相手をどんなに傷つけているのか感じて居ない。感じられない人にいくら言っても仕方がない。』『これは夫を見下しているのではない!』『自分の気持ちを大事にしたいと思っているんだ!』

 『夫の存在を軽蔑しているのではない。』

 『私は自分の馬鹿げた言動に対して腹を立てている!』

 『相手が何を言ってきても、挑発に乗ってはいけない。』『馬鹿げている言動に対して、反応する必要がないということだ・・・』

 Aさんは、ひとしきり腹を立てて居たら、気持ちがスッキリしてきたと言います。腹を立てて居たら、自分の「いのち」から自分への大事なメッセージがわかってきた。つまり、夫を責めていることは自分を責めていることと同じだ。自分は長いこと人に合わせ自分を顧みない生き方をしてきたが、今は自分を大切に生きたい・・・という大事なことを思い出させてくれた、と言っています。

 頭にくるのと、腹を立てているのとは天と地ほど違います。身体的に腹と腰がきちんと立っているのは、物事を、腹と腰で冷静に受け止めている状態です。自分のことも、周囲のこともきちんと見えているマインドフルネスの状態のことです。

 マインドフルネスは身体感覚であり、ここにとどまることで、自分が今、何をどうすればいいのかがわかってくるので、ストレスを生きる方向へと変換して行くことができるのです。
 福田 京子

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