患者様の声
2020.10.03
患者様の声
被害者意識の下にある真実
3回目のセラピーの時。中学校時代に、いじめを受けていた記憶が蘇って来ました。恥だと思って誰にも言わずにいましたが、このことに触れなければ、前に進めないと思ったので、勇気を出して話を聞いてもらいました。
悔しい感情がどっと出て来ました。
やがて、その感情が鎮まってきたら、はっきり自分の怒りの意味に気づきました。
さらに、その下にある気持ちにも気づきました。自分は被害者だと思っていたけれど、長いこと自分は、自分を馬鹿にする方の側に立って、自分のことを馬鹿にしていた。加害者側になっていれば、嫌なことをされないと考えていたのだ・・・と、はっきり分かりました。『まさか自分が加害者側に?』と自問自答するほどびっくりしました。
この感覚は、自分をバカにしているばかりでなく、大切な妻や子供にまで及んでしまう・・・と感じられて背筋が寒くなりました。
もう、こんなことはしたくない!
これからは、自分を大切にして生きていきたい!これができれば、家族との関係が変わってくる気がしています。